立命館宇治・上田 劇的サヨナラ打 7度目の正直V!37年ぶり聖地へ

 「高校野球京都大会・決勝、立命館宇治3-2京都国際」(28日、わかさスタジアム)

 3年生の意地が分厚い壁を突き破った。同点の九回2死二塁。立命館宇治の3番・上田龍一郎外野手(3年)が低めの変化球に食らいついた打球は、左翼の頭を越えるサヨナラ打となった。スタメンに2年生5人が名を連ねる打線。クリーンアップで唯一の3年生は「2年生がつくった好機を3年生の僕が決めたかった。どんな球でも食らいつこうと思った」と胸を張った。

 「宇治」から現校名に変更後、夏は初の聖地切符だ。現校名では過去6度の決勝進出ですべて敗戦。昨夏の決勝(龍谷大平安)も出場した上田は「シルバーコレクターと言われて、今年は絶対に金メダルを獲るぞと思っていた」と話した。

 就任4年目の里井祥吾監督(36)は「最後の最後まであきらめない姿勢が最高の結果につながった」と今夏を最後に退任する石川順久部長と感涙にむせいだ。福知山成美、龍谷大平安と強豪校を次々撃破した今大会。指揮官は「大会を通じて選手たちはタフになった」と成長をたたえた。

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