青藍泰斗、サヨナラ勝ちで4強入り タイブレークの激闘を制す
「高校野球栃木大会・準々決勝、青藍泰斗8-7宇都宮工」(24日、栃木県総合運動公園野球場)
青藍泰斗が延長十四回タイブレークを制してサヨナラ勝ち。準決勝に進んだ。
同校OBの中日・石川翔投手の弟、慧亮外野手(2年)は初回に先制適時二塁打を放つと、七回にも右前打。十四回の守備では、フェンス際の左邪飛を好捕し、勝利に貢献した。
3番に入った3回戦までの3試合で1安打。不調に悩んでいたが、この日はこの夏初めての4番に座り、快音を響かせた。「これまでずっと打てていなかった。うれしいです」と、安どの笑顔を浮かべた。
20日の3回戦の後、兄からLINEで「次が勝負。お前なら大丈夫だよ」と激励のメッセージが届き「楽になった」という。兄の夏は3年時の県4強が最高。聖地の土を踏むことはかなわなかった。「『気持ちで負けるな。絶対に行け』と言われてます」と石川。兄弟の悲願へあと2勝と迫り「チームもいい流れできている。このまま一つずつ、みんなで力を合わせれば甲子園に行けると思う」と力強く宣言した。