巨人・原監督 2夜連続の逆転負け 2点差に「簡単じゃないね」
「広島4-2巨人」(20日、マツダスタジアム)
巨人は投打の歯車が、かみ合わなかった。難敵に2夜連続の逆転負け。原監督は「2点で逃げ切るということは、簡単じゃないね」と険しい表情を浮かべて言葉を絞り出した。
打線が相手を上回る10安打を放ちながらも12残塁と拙攻を繰り返した。先制した直後の三回2死満塁では陽岱鋼が二ゴロ、2-0とした五回には1死満塁と好機を広げたがビヤヌエバが空振り三振、小林も一ゴロに倒れた。「もうちょっと打たないとダメ。もうちょっと勝負強さを」と打線に奮起を促すように語った。
広島を相手に2戦連続で継投も裏目に出て、6カードぶりの負け越し。3連敗は5月31日以来となった。リーグで唯一、負け越している広島に対するチームの苦手意識が、あらわになった。
首位を独走中とはいえ、何とか負の連鎖は止めたい。指揮官は「毎試合(気持ちは)一緒。勝っても負けても。あしたはあした」と21日も“一戦必勝”で挑む覚悟を示した。