「高校野球大阪大会・３回戦、履正社８－０箕面学園」（２０日、万博記念公園野球場）

　優勝候補の履正社が、春の府大会で準優勝の箕面学園にコールド勝ちを収めて４回戦進出を決めた。昨日の雨の影響でグラウンドコンディションが悪く、予定より開始が１時間以上遅れた中でも、初回の３点で主導権を握り、２戦連続でのコールド勝ちとなった。

　打線をけん引したのは「３番・三塁」の小深田大地内野手（２年）だった。初回に先制の右前適時打を放つなど４打数４安打３打点の活躍。初戦の池田戦では自身通算２１本目となる満塁弾を放つなど２安打４打点と結果を残しており好調をキープ。昨年からレギュラーということで「人より経験させてもらっているので期待に応えないと。去年の夏の借りじゃないですが大阪桐蔭を倒して甲子園に戻って優勝したいと思います」と意気込んだ。

　先発した清水大成投手（３年）は、７回１安打無失点で１２奪三振と好投。初戦の池田戦では初回に制球に苦しんで３点を失っていただけに「今日は慎重に入りました。まだまだですけど」と振り返った。エースが前回とは違う本来の姿を見せて投打がかみ合い、４回戦にはずみが付く勝利となった。