ヤクルト・小川、スライド先発「やるしかない」 21日は虎キラー・山中がスタンバイ
阪神戦が雨天中止となったヤクルトは19日、先発予定だった小川泰弘投手(29)を20日にスライド先発させることを決めた。仕切り直しとなった球宴後初登板に向け、小川は「やるしかない。調整する時間が増えたと思ってプラスに考えたい」と前向きに話した。
6月6日・日本ハム戦で8敗目を喫して以降は4試合で2勝。下半身主導のフォームを意識し、安定感が戻ってきた。今季の阪神戦は7回1失点と好投した3月29日の開幕戦以来。マイナス要素は見当たらない。
試合開始予定時刻までずれ込んでからの中止決定にも動じなかった。普段通りの準備はこなしつつ「雨もあるかなと」とブルペンには入らず。キャッチボールなどにとどめた。「1球目から全力でいけるようにしたい」と抜かりはない。
21日の先発には“虎キラー”山中がスタンバイする。小川監督も「中止になったので、それに従うだけ」と泰然として構える。7月7勝4敗の勢いをさらに加速させる。