１９日の広島戦（マツダ）に先発する巨人の菅野智之投手（２９）が１８日、ジャイアンツ球場で行われた投手練習に参加。キャッチボールなどで調整を終えた右腕は「体もだいぶ状態がよくなっている」と復調に自信を見せ、後半戦初マウンドでの巻き返しを誓った。

　今季は腰の違和感などもあり、前半戦は８勝４敗ながら防御率３・９２に終わった。それでも７年連続で出場した球宴を浮上のきっかけとする。阪神のジョンソンにスライダーを伝授するなど、ベンチでは笑顔を見せてリラックス。「いいきっかけになったと思うので、それが結果につながっていけば」と前向きに話した。

　チームは首位を独走中。「久しぶりの感じで、うれしい」としつつも「監督の話にもあったように、ひっくり返されたこともある。（油断は）１ミリもない」と表情を引き締める。原監督の通算１０００勝に残り３勝。菅野が好投でカウントダウンを進める。