オリックス 69年ぶり1安打星!究極“スミ1”で則本に3年ぶり土つけた

 「オリックス1-0楽天」(16日、京セラドーム大阪)

 オリックスがわずか1安打。しかも先頭福田の遊撃内野安打1本という究極の“スミ1”で天敵・則本昂に勝った。1安打勝利は球団としては1950年5月31日・大映戦(藤井寺)以来、69年ぶりの珍事となった。

 運を味方に付けた。福田のあと大城が初球を犠打で1死二塁。中川の遊ゴロで福田は三塁へ向かうがタイミングはアウトも、焦ったウィーラーが空タッチで野選。続く吉田正の中犠飛で先制した。その1点を山岡、ディクソンの無失点リレーで守り切った。

 西村監督は「1点しか取れなかったことは反省しないといけないところもあるけど、勝ったことで気分的にも全然違う」と前向きに捉えた。

 この勝利で9連敗中だった則本昂に2016年8月20日以来、3年ぶりに勝利。ソフトバンクが敗れたことで自力優勝の可能性も復活した。

 最下位ながら3位・西武まで3・5ゲーム差。効率の良すぎる勝利を浮上のきっかけにする。

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