原巨人、虎に3連勝締め!貯金17も「後半戦が怖い」かぶとの緒を締めた若大将
「阪神1-4巨人」(10日、甲子園球場)
巨人・丸の豪快な一撃がメッセンジャーに大きなダメージを与えた。初回2死。初球の真ん中スライダーを強振。打球は広い甲子園の右翼席中段まで飛んだ。先制16号アーチ。三塁ベンチに戻ると、原監督らが丸ポーズを作り、豪快弾を祝った。
「完璧でした。手応えはすごいよかった。打球が切れずに残ってよかった。連勝中なのでいい流れでいけた」。2連勝で迎えた3戦目。勢いに乗った決勝本塁打を自画自賛。原監督も「ああいう当たりというのは、見事だったと思います。大きかった」。メッセンジャーを意気消沈させ、二回の3得点につなげるアーチに最敬礼した。
原監督を胴上げすべく、巨人に移籍。開幕から勝利に貢献する結果を残している。前半戦は80試合にフル出場し、打率・312、16本塁打、49打点。「成績に納得はするということはない」と現状に満足感はない。2位に9・5差をつけての前半戦ターンにも「勝てる時に勝っておかないといけない」と慢心もない。
今季3度目の阪神3連戦3連勝で、貯金は今季最多の17、セの貯金を独り占めして後半戦を迎える。それでも原監督は「後半戦が怖いですよ。プロ野球はそうそう差は出ない勝率ですから、逆に気が引き締まる」。手綱を締めて後半戦を戦う。