原巨人 代走・増田大がミスターゼロ翻弄 今季最多タイ貯金15

 「阪神3-4巨人」(8日、甲子園球場)

 巨人・原監督の勝負手がズバリ的中し、阪神戦の連敗を4でストップ。甲子園のため息の中、原監督は躍動した選手を笑顔で迎えた。追いすがる猛虎をかわし、敵地で1点差勝利。「接戦ばかりですけど、接戦というものを喜ぶチームにすることが大事ですね」とホッと息を吐いた。

 打力だけではない。足でも揺さぶり、得点を奪えるのが原巨人の強みだ。同点の八回1死。岡本が中前打で出塁すると、ここが勝負どころとみて、俊足の増田大を代走に送った。チームトップクラスの快足はけん制悪送球を誘い二進。さらに陽岱鋼の初球で三盗を成功させた。「チームが勝つために必死だった。ここしかないと思っていた」と増田大。続く陽岱鋼の三遊間へたたきつけた打球で本塁に生還し、ベンチのGナインは大喜びだ。

 原監督も難攻不落のジョンソンから決勝点をもぎ取りしてやったり。「2本もヒットが続くということはないでしょう」。敵の助っ人は甲子園初失点。虎の勝利の方程式を崩して価値ある1勝だ。

 貯金は今季最多タイの15に伸ばした。1位と2位で迎えた伝統の一戦で3連戦初戦を勝利。2位の阪神との差を7・5差に広げた。それでも原監督は「今日に関しては我が軍がやや上回ったということ」と手綱を締めた。隙をみせない野球で首位を盤石なものにする。

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