日本ハム・吉川 三回途中KO 巨人から復帰後初登板飾れず

 「日本ハム2-8西武」(4日、札幌ドーム)

 大歓声に背中を押され、巨人からトレードで再加入した日本ハム・吉川光夫投手が移籍後初登板初先発のマウンドへ向かった。だが、三回途中3安打3失点でKO。球数わずか62球で降板し、チームの連勝も止まった。

 「序盤に失点してチームや中継ぎ投手に負担をかけてしまった」

 初回、二回と最速146キロの直球を軸にパワフルな投球を展開。落とし穴は三回だった。1死満塁のピンチを招き、外崎に右中間へ走者一掃の先制3点適時三塁打を献上。続く山川には四球を与え、交代を告げられた。

 栗山監督は「ボールは本当に悪くなかった。しっかり前に進めていく」と一定の評価を与え、今後も先発として起用していく方針を示唆。吉川は「次回チャンスがもらえるように精いっぱい頑張ります」と挽回を誓った。

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