オリックス・メネセス、1年間の出場停止処分 禁止薬物検出で

 オリックス・メネセス
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 日本野球機構(NPB)は27日、オリックスのジョーイ・メネセス内野手(27)がドーピング検査で禁止薬物が検出されたとし、同日から1年間の出場停止処分を科したと発表した。07年にドーピング検査を本格導入したプロ野球で、違反が明らかになったのは昨年の楽天ジャフェット・アマダー内野手以来、6人目。

 NPBのアンチドーピング調査裁定委員会の報告では、メネセスは4月9日のロッテ戦(ZOZOマリンスタジアム)でドーピング検査の対象選手となり、尿検体を採取。禁止薬物「S1.蛋白同化薬」で指定されているスタノゾロールの代謝物が検出された。

 5月22日には球団関係者立ち会いの下、メネセスと面会。事情説明が行われ、本人は意図的な摂取はないと述べたという。

 6月12日にメネセス本人による弁明の機会が設けられた後、同調査裁定委員会を開き、制裁の内容を決定した。処分についてはこの日、球団を通じて本人に通告された。

 【過去のドーピング処分】

 ▼ソフトバンク・ガトームソン 07年8月に20日間の出場停止処分。使用していた発毛剤に含まれていたと主張。球団に制裁金750万円が科された。

 ▼巨人・ゴンザレス 08年5月、3種類の禁止薬物が検出され1年間の出場停止処分。球団は解雇処分。

 ▼ヤクルト・リオス 08年6月に1年間の出場停止処分。球団は解雇処分。

 ▼中日・井端 11年9月に日本選手初の違反でけん責処分と始末書。目の治療目的として、除外措置(TUE)を申請し認められていたが、有効期限が切れていた。球団は制裁金300万円。

 ▼楽天・アマダー 18年8月、2種類の禁止薬物が検出されたとして、6カ月の出場停止処分。球団からは自宅謹慎と出場停止期間分の給料を支払わない処分を科された。オフに自由契約に。

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