情けは無用だ！マイナビオールスターゲーム２０１９のファン投票最終結果が２４日に発表され、日本ハム・宮西尚生投手（３４）が選出。宮西は阪神・近本に直球攻めを予告した。

　パ・リーグ中継ぎ部門で１位の３０万４３８０票を獲得し、２年連続３度目の出場が決定。母校・関学大の後輩を真っ向勝負で仕留め、先輩の意地を見せる。

　「今年は交流戦でも対戦しましたけど、もう一度やってみたいですし、楽しみですね。しっかりと真っすぐでいきたいと思います」

　初対決となった７日・阪神戦（甲子園）では糸を引くような外角直球で見逃し三振。９日の同戦でもバットを振らせず、直球で見逃し三振に斬った。試合前には「ようやってるな」と優しく声をかけていたが、真剣勝負の場でプロの厳しさを伝えた。今回も同様だ。

　日本ハム入団時から１１年連続で５０試合以上の登板を続け、通算３１７ホールドは自身が持つプロ野球記録。「今年は地元の球場でできるので、本当に楽しみですね」。兵庫県尼崎市出身の鉄腕は第２戦の舞台・甲子園のマウンドを思い、晴れやかな笑みを浮かべた。