ヤクルト・村上 王さん超えた!高卒2年目シーズン18号
「交流戦、西武10-4ヤクルト」(16日、メットライフドーム)
惨敗の中、ヤクルト・村上の豪快弾がヤクルトファンのうっぷんを少しばかり晴らした。7点を追う九回1死一塁。松本直の甘い変化球を、高々とバックスクリーンへ運んだ。「やることは一緒なので。一打席一打席、集中してやった結果」。大量ビハインドでも、最後まで集中力は切れなかった。
高卒2年目シーズンの18本塁打は、球団では64年の高山忠克に並ぶ最多。巨人・王貞治(現ソフトバンク球団会長)の17本を超えた。現在リーグトップの打点も52に。新人王の資格も持つ19歳が、ハイペースで数字を積み重ねている。
この3連戦は11打数1安打。それでも、最後に結果を出した。「打席に立った時の感覚的なもの。打ててないので、いろいろやってみないと。何が悪いのか考えてやった結果」という修正力を身に付けつつある。
交流戦に入り、ここまで4カードすべてで一発を放っている。まだシーズンは折り返し前。「必ず次につなげられるように」と誓った若き大砲。成長の歩みを止めるつもりはない。