日本ハム吉田輝、カープ長野に同点の適時二塁打を許す
「交流戦、日本ハム-広島」(12日、札幌ドーム)
日本ハムのドラフト1位・吉田輝星投手(18)=金足農=がプロ初登板初先発。1点リードの二回、長野に同点の適時二塁打を打たれた。
二回は安部を二ゴロ、会沢を高め143キロ直球で空振り三振。田中広にはカーブを打たれ、右前打。2死一塁となり、長野には左中間へ同点の適時二塁打を許した。その後の2死二塁のピンチは菊池涼を遊ゴロに仕留めた。
注目のデビュー戦。初回は1番長野に対し、初球140キロの直球が外角低めに外れ、ボール。そして2ボールからの3球目で、右前打を打たれた。2番・菊池涼は10球粘られた末に四球。バティスタは三ゴロで1死二、三塁。鈴木も四球で歩かせ、いきなり1死満塁の大ピンチを背負った。
だが、度胸満点のルーキーは動じない。続く西川を3球すべて直球で空振り三振。磯村は緩いカーブでタイミングを外し、三ゴロに打ち取った。本拠地の日本ハムファンからは大きな拍手が沸き起こった。
打線は初回、大田のソロで先制。ルーキーを援護した。
吉田輝は今季、2軍戦に9試合登板(先発は6試合)して0勝3敗、防御率4・15。4日のイースタン・巨人戦では3回6失点KOとなったが、7日に1軍に合流した。
昨夏の全国高校野球選手権大会では秋田・金足農のエースとして、チームを秋田県勢103年ぶりとなる決勝進出に導き、準優勝に貢献した。
高卒新人の初登板初勝利となれば2015年の楽天・安楽智大以来、19人目。