巨人・桜井プロ初先発星 15年度ドラ1が1163日ぶり先発で!原監督も賛辞

 「交流戦、楽天1-2巨人」(6日、楽天生命パーク宮城)

 4年越しの思いを白球に込めて腕を振った。16年3月30日以来、1163日ぶりの先発マウンドに上がった巨人・桜井が6回2/3を3安打1失点と快投。先発としての初勝利を挙げた4年目の右腕は「先発を目標にやってきたのでうれしいです」。お立ち台で喜びに浸った。

 初回から全力で飛ばした。楽天打線を三回まで無安打に封じる堂々の投球。しかし1点リードの四回、突如リズムが乱れた。2死一、二塁からブラッシュに四球を与え満塁。続くルーキーの渡辺佳に痛恨の押し出し四球を与え同点に。マウンド上に宮本投手総合コーチとナインが駆けつけたが、桜井は顔色を変えず続投を志願した。

 「中継ぎの人のしんどさや苦しさを味わってきた。少しでも長い回を投げようと思って投げました」。気合を入れ直し、辰巳を3球三振に斬ると、右拳を突き上げた。

 15年度のドラフト1位で入団。開幕ローテ入りも果たすが順風なプロ生活ではなかった。右肘を故障し、その後は中継ぎに転向。絶えず先発へのこだわりがあった。「苦しい時もありましたけど、自分の今につながってるいい3年間」。苦難を乗り越えての先発勝利に原監督も「期待通りというかね、いい投球をしてくれましたね」と賛辞を贈った。

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