楽天ドラ6渡辺佳プロ初安打 記念球は「家族に」横浜高・渡辺元監督の孫
「日本ハム11-2楽天」(23日、札幌ドーム)
大敗の中で、その一打が一筋の光明となった。楽天ドラフト6位・渡辺佳(明大)が「9番・三塁」でプロ入り初スタメン。五回の第2打席、日本ハム先発・杉浦の初球スライダーを捉え、中前へ運ぶプロ初安打を記録した。
「1打席目(右飛)から感じが良かったので今日(安打が)出たらいいなと思っていた」。直球待ちだったが「スライダーが甘く来たので振っていった」と、積極的な打撃が記念打を生みだした。
手元に戻った記念球は「今まで自分を見てきた家族に送って実家に飾ってほしい」とし、祖父である元横浜高監督の渡辺元智氏にも初安打を報告する。ただ「まだ活躍はしていない。どんどん結果を残して1軍に残れるように頑張りたい」と渡辺佳。期待の若手がプロの第一歩を記した。