西武・山川、地元沖縄で県民1号だ 同郷の東浜先発で「負けたくない」
西武の山川穂高内野手(27)が20日、沖縄県出身選手では史上初となる「凱旋(がいせん)アーチ」を宣言した。21日から故郷・那覇市で首位ソフトバンクと2連戦。「沖縄の皆さんの前でホームランを見せられるように頑張ります」と鼻息を荒くした。
沖縄では1961年から那覇市の奥武山球場(現・セルラースタジアム那覇)でプロ野球の1軍公式戦が行われているが、同県出身選手の本塁打は出ていない。両リーグトップの19本塁打を放ち、15日には第1子が誕生するなど公私でノリノリの大砲にとって、今回は沖縄の球史に名を刻む絶好機だ。
ロッテ戦があった17年は2軍で地元凱旋はならなかったが、昨季は47本塁打で初の本塁打王に輝き、リーグMVPにも選出されるなど存在感は絶大。21日のソフトバンク先発は同じ沖縄出身の東浜とあって「(東浜)巨さんだけには負けたくない。絶対にホームランを打ちます」。那覇の夜空にどでかいアーチを描き、故郷に錦を飾る。