巨人・高橋由伸前監督が上原ねぎらう、誕生日も一緒の盟友…「責任感の強い選手」

 巨人・上原浩治投手が20日、都内ホテルで引退会見を行い、涙ながらに決断に至った心境を語った。これを受け、高橋由伸前監督もコメント。同じ1975年4月3日生まれの44歳ということもあり、「今度はゆっくりばか話でもしたい」と、背負った荷物を降ろした上で語らいたいとした。

 高橋前監督は、「昨日の午後1時ころだったかな。上原から電話をもらいました。最初はさびしさもありましたが、本人が決めたこと。よくここまで頑張ったね、とねぎらいたい」とした。

 上原との関係については、「上原とは慶応大学4年のときに日本代表で会ったのが最初の出会い。仲良くなったのは巨人に入ってから。誕生日が一緒なのでプロに入ってからは毎年のように食事に出ていた」と振り返った。

 近年のことについても、「監督と選手の立場という違いはあったが、同じユニホームを着られることできてうれしかったし、自分が辞めるとき、力になれなくて申し訳ないと頭を下げてきて、そんな責任感の強い選手でした」とし、「今度はゆっくりばか話でもしたい」と結んだ。

 上原は引退会見冒頭から涙を流し、「本日をもちまして21年間の現役生活を終えたいなと思います。これまで関わってもらった方々に感謝したい、ありがとうございました」と語った。心境を問われると「もうちょっとやりたかったなっていう、そういう思いです」「もう自分が決めた以上、ユニホームを着ることはないわけですから。気持ちを切り替えていかないといけないかなと今は思っております」と前を向いた。

 昨年3月、巨人に復帰したことについては、「巨人に戻ってくることは正直考えていなかったので、そういう状況で取ってくれた鹿取さん(当時GM)、由伸(当時監督)には感謝していますし、こういう場を設けてくれた球団に感謝したい」とした。

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