引退の上原「トリプル100」に苦笑い「中途半端に先発、中継ぎ、抑え」

 巨人・上原浩治投手が20日、都内ホテルで引退会見を行った。会見場に上がった上原は冒頭から涙を流し、「本日をもちまして21年間の現役生活を終えたいなと思います」と挨拶した。上原といえば、日米通算で勝利、ホールド、セーブの3項目全てで100以上の「トリプル100」を日本人で初めて達成したが、「それに関して言えば、中途半端かな」と苦笑まじりに語った。

 上原は98年ドラフト1位で巨人入りし、ルーキーイヤーに20勝。07年は抑えを務め、32セーブを挙げた。大リーグ移籍後も活躍し、13年はレッドソックスの世界一に貢献。ワールドシリーズではクローザーとして、最終回を締めくくった。

 このように、長いキャリアの中で、さまざまな局面で力を求められ、そして結果を残してきた。昨年3月には巨人に復帰。同年7月に日本人初となる100勝、100セーブ、100ホールドを達成。今季は1軍での登板機会がなく、決断を下した。日米通算の成績は748試合の登板で、134勝93敗、128セーブ、104ホールド。

 ただ、上原本人はこの金字塔を「それに関して言えば、中途半端かなと」と、笑い飛ばした。「どのポジションでまっとうしたわけでもなく。中途半端に先発、中継ぎ、抑えとやっちゃったかなという感じですね」とし、チームに向けて「首位争いしているなか、申し訳ない。チームはいい流れでいっている。がんばってもらいたい」と語った。

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