巨人・上原、盟友との対戦で気持ちに区切り 「これでいいのかなと…」 涙の引退会見

 現役引退について語り花束を手に会場を後にする巨人・上原浩治=都内(撮影・堀内翔)
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 巨人・上原浩治投手が20日、都内ホテルで引退会見を行った。21年間に及んだ現役生活。冒頭から涙をこらえきれず、「本日をもちまして21年間の現役生活を終えたいなと思います。これまで関わってもらった方々に感謝したい、ありがとうございました」と語った。

 東海大仰星から一浪して大体大に入学。“雑草魂”を座右の銘に、野球界で超一流まで駆け上がった。「21年間も野球生活をできた。それが感謝。自分と一緒にやってくれたコーチ監督、周りに感謝しながらの21年間。野球に感謝している」と振り返った。

 今季限りでの引退についてはシーズン前から決めていたという。「来年はないと決めていた。気持ちと体と一致しなかった」と説明。盟友のロッテ・福浦、楽天・松井2軍監督との対戦も気持ちの区切りをつける理由になったそうで、「2軍戦で福浦と対戦できたのはうれしく、西武戦で稼頭央監督の前で投げられて、これでいいのかと思った」と振り返った。

 巨人の後輩にもメッセージ。「手を抜いて投げたことはない。若い選手と選手もしましたし、抜いて練習をしていたことは一切ない。そういう姿を見て励みになってくれるのはうれしい」と、語った。

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