ロッテ・レアード2打席連発「三木がお腹を空かせていたので」スシ職人が“3貫”
「ロッテ5-10楽天」(19日、ZOZOマリンスタジアム)
今季2度目の1試合2発は空砲となったが、“スシ職人”、レアードが躍動している。
2点を勝ち越されて迎えた三回2死一塁。福井のストレートをジャストミート。左翼席への15号同点弾だ。
ベンチに戻るとお約束のスシを握るポーズを披露。ベンチの左端で待っていた三木が「いただきます」。
「まだまだ試合はこれからだよ」と話していたが、五回2死無走者。森原の初球、151キロ真っすぐを左翼席に一時は勝ち越しとなる16号ソロ弾だ。
再びベンチ前でスシを握った。「三木がおなかをすかせているという情報を得ていたのでもう一貫握ってあげたよ」。3打点で、この日は“3貫”だ。
終盤に投手陣が崩れて勝利には直結しなかったが、ムードメーカーになっている。
スシ職人はマジメで前向きだ。「失投を見逃さないでしっかりと打ち返す。秘密はないよ」と話すが、こう続けた。
「練習からライナー性の打球を打つことを心がけている。しっかりとした準備の積み重ねが結果になっていると思う」
41試合で16発。55本ペースだ。「このペースが続くとは思えないが、チームの勝利に貢献していきたい」。
「幕張のスシ職人」がいよいよ真価を発揮してきた。