「オリックス８－６楽天」（１０日、ほっともっとフィールド神戸）

　楽天・浅村栄斗内野手（２８）が意地の一撃を見せた。初回２死から、オリックス先発・山岡の直球を捉えて「右方向へうまく打てた」と右翼席への７号先制ソロを放つ。

　投手陣の乱調で逆転を許すが、２点差となった六回２死二塁で左前への適時打。さらに再び３点差に突き放されたが、八回２死からオリックス・沢田の１５１キロの直球を「どんどんまっすぐを投げてきていたので、１球で仕留められて良かった」と豪快に左中間席への８号ソロを放った。

　チームはこの試合まで３連勝も浅村は「ここのところチャンスで打てていなかった。足を引っ張りながらも周りに助けられて勝っていたので、自分も良い流れに乗りたいと思っていた」という。

　３安打３打点もチームの連勝は３で止まったが「今日は負けたが、これをいいきっかけにしたい」と、次こそはチームの勝利へつながる一打とすることを誓っていた。