「ソフトバンク７－２オリックス」（５日、ヤフオクドーム）

　自慢の俊足で勝利に貢献した。ソフトバンク・周東佑京内野手が三回の左越え三塁打と七回の二盗、三盗でそれぞれタイムリーを呼び込んだ。

　盗塁は１９試合出場で早くも８個を数える。しかも成功率１０割だ。オープン戦では３盗塁死で成功はゼロ。１８０度の改善だ。「今は余裕がある。走ったらセーフだろみたいな。あとは本多コーチと話もする。投手の特徴や配球などを聞いている」。また、後ろを打つ３番打者の今宮の存在も大きいという。「今宮さんが好調だから、僕が走者でも直球一辺倒になりづらいし、バッテリーの気持ちも打者に向いてくれる」。

　工藤監督からの信頼も日に日に高まる。「怪我人が戻ってきても使ってもらえる様に、僕の一番のアピールポイントは足なので」。故障者続出でも周東の様な若手が台頭して首位を快走するソフトバンク。常勝の象徴だ。