明徳義塾・馬淵監督おじの威厳だ おい・中本監督が率いる松山聖陵を圧倒
「春季高校野球四国大会・準決勝、明徳義塾10-0松山聖陵」(4日、松山中央公園野球場)
注目の“おじ・おい対決”は、明徳義塾・馬淵史郎監督(64)に軍配が上がった。おいの中本恭平監督(30)が率いる松山聖陵に六回コールドで完勝。甲子園通算50勝の将は「試合では親も子も関係ない。勝負の厳しさを知ったんじゃないですか」と、してやったりの表情だ。
打線が10安打で10得点。投げては背番号19の2年生左腕・新地智也投手が6回4安打無失点の好投を見せた。母校との対戦で、恩師でもある叔父に敗れた松山聖陵・中本監督は「すべてにおいてかなわないです」と脱帽の様子だった。
2年ぶり11度目の優勝を目指し、5日の決勝で富岡西と激突する。馬淵監督は「選手にはいつも『四国のリーダーたれ』と言ってますから」と自信をにじませた。