【令和の新ヒーロー】中日・ドラ1根尾「憧れてもらえる選手」
中日のドラフト1位・根尾昂内野手(19)=大阪桐蔭=が新元号に掲げた抱負は“鉄人化”だった。
「けがをしない選手になることです。体を強くしていきたい」
その心は、わずか4カ月で2度つまずいた苦い経験から。1月の新人合同自主トレで右ふくらはぎの肉離れ。復帰後も4月16日のウエスタン・阪神戦(ナゴヤ)で左手人さし指を裂傷し8針縫った。「体も弱いし、自分のミスでけがをしてしまった」。試合に出られないもどかしさが残った。
平成12年生まれ。その時代を象徴する選手には3月に引退を表明したイチロー元選手の名を挙げた。「誰も為し得ない記録をつくった方。特別な存在だと感じます」。次は己が令和の時代を引っ張る存在になる番。「憧れてもらえるような選手になれるように頑張ります」と意気込みを口にした。