泥沼どこまDe…10連敗、ラミレス監督「予測していなかった」
「巨人7-2DeNA」(28日、東京ドーム
試合後のロッカールーム。DeNA・三原球団代表が首脳陣に向けて力を込めた。「シーズンの中で一番調子の悪い時期。表情が暗くなってしまっている。こういう時こそチーム一丸となってやっていきましょう」。2015年以来の10連敗。必死にもがいても、泥沼から抜け出せない。
初回、先頭への四球からビヤヌエバの2ランで先制され、この日も早々に追いかける展開となった。踏ん張りたい京山だったが、四回にまたしても先頭への四球を契機に3点目を失った。
ラミレス監督は「それも野球の一つだと思うのですが、四球を出すタイミングも悪くて負けにつながったのもあった」と力なく振り返った。打撃好調の大和を今季初の1番に起用すると3安打をマーク。だが、ことごとくかみ合わないのが今のチームで、得点につながったのは7点を追う八回のみだった。
勝利から遠ざかる現状に、「勝つ時もあれば負ける時もあるのが野球ですが、こういうことになるとは予測していなかったですし、誰も望んでいなかった」と悔しさをにじませた指揮官。それでも去り際、日本語で「また明日」と笑顔を作った。明るさを失ってしまえば浮上はない。沈む気持ちを奮い立たせ、チーム全体でムードを高めていく。