姫路南・照峰が1安打完投勝利 8四死球も「要所を締められた」
「春季高校野球兵庫大会・準々決勝、姫路南4-3社」(29日、ウインク球場)
姫路南が社に九回サヨナラ勝ちで4強進出を決めた。プロ注目の左腕・姫路南の照峰賢也投手(3年)が、9回1安打12三振の力投で完投勝利を挙げた。
ネット裏にはプロ8球団のスカウトが視察した中、照峰は144球の熱投を展開。計8四死球と制球を乱す場面もありながらも、要所を締め、二回に浴びた2ランが唯一の安打。「フォアボールとかデッドボールを出しながらも要所を締められたことで、結果的に3点で抑えられたのかなと思います」と振り返った。
昨年からスタミナ面が一つの課題となっていた中、秋の段階で74キロだった体重は、「食トレ」で81キロにまで増量。「1日に必要な炭水化物、ビタミン、タンパク質の量とかをしっかりとって、その中でしっかりトレーニングをしました」。パワーアップに成功したことで、この日の終盤でも力強い投球を展開した。
吉本純也監督は「いいピッチングをしてくれた。要所要所でベストのピッチングをしてくれました」と左腕を称えていた。