ソフトバンク・千賀 4試合連続2桁K 5試合で54K
「日本ハム1-5ソフトバンク」(27日、札幌ドーム)
エースがまた一つ階段を上った。ソフトバンク・千賀が7回6安打1失点で2勝目を挙げ、チームを首位に導いた。毎回の11三振を全て空振りで奪い、自己最長を更新する4試合連続2桁奪三振を記録。5試合で54奪三振、防御率1・46と「本当にいい感じで来ている」と貫禄を漂わせた。
最速161キロをマークするなど、今季は剛速球が光る。この日は「真っすぐがそんなに大したことがなかった」と、変化球を軸にしたのが奏功した。「しっかり使える感じだった」と落差のあるフォークボールで次々と空を切らせ、工藤監督は「久しぶりにお化けフォーク、みたいな話はした」と驚嘆した。
2桁奪三振の連続試合プロ野球記録は、2017年に楽天の則本が樹立した8。「あと四つ頑張ります」と記録への意欲も見せた。