オリックス最下位転落 今季ワーストタイ11失点 西村監督が投手陣に叱責

 「オリックス7-11西武」(27日、京セラドーム大阪)

 目を背けたくなる惨状だ。重い足取りでオリックス・西村監督が引き揚げてくる。投手陣が今季ワーストタイの11失点。“投壊”による敗戦で最下位転落だ。

 スタートからつまずいた。先発・山岡が初回に4連打され2点を先制されるなど5回7安打5失点。その後もリリーフ陣が西武打線の餌食に。「打線が追いついてもその後を抑えないと」。西村監督の叱責(しっせき)が投手陣に向く。

 “天敵対策”は成果を見せていた。相手先発は、昨年4月からこの日の試合前までで7連敗していた多和田。この日は小島をスタメンで3番に起用するなど打順を組み替えて11安打7得点。多和田を6回途中で降板させたが、得点した後に失点を重ねる悪循環ぶりがもどかしい。

 この日の敗戦で借金は今季ワーストの5。「明日から勝っていけばいいわけで。今の時点からワーストとか言っても」。西村監督が前を向く。このまま沈むわけにはいかない。

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