巨人3戦連続完封勝利 山口圧巻8回1安打無失点 原監督も絶賛「すべて良かった」

 「ヤクルト0-9巨人」(23日、神宮球場)

 またもスコアボードに「0」を並べた。巨人の先発・山口が8回1安打無失点。後を継いだ宮国も最終回を無失点で締め、強打のヤクルトに得点を与えずに完勝した。20、21日の阪神戦に続き、チームは2017年以来となる3試合連続の完封勝利。原監督は背番号11の投球に「すべて良かったですね」と最大級の賛辞を送った。

 指揮官の言葉通りの快投を演じた。五回まで出した走者は山田哲に許した2四球のみ。6回1死から内野安打を許し、大記録こそ途絶えたが、対青木は3度の勝負ですべて三振に斬った。「理想のように抑えられた。線としてつながらなかったので、そこじゃないですか」と山口。打線を分断し、反撃の糸口を与えなかった。

 この日、守護神のクックが右肘の違和感のため登録抹消。勝ちパターン継投の再編を迫られた中、その右腕でチームを救った。「今日は何とか球数も少なく抑えることができて良かった」。次回は中5日での登板が濃厚のため、九回の攻撃で代打が送られたが「なんでここで代わったのかというのを自分で分かって、次に向けて調整したい」と納得の表情でクラブハウスへと引き揚げた。

 開幕から4戦4勝で、エース・菅野の勝ち星を上回った。指揮官は「まだ始まったばかりだから」と評価を避けたが、強固な二枚看板が示す存在感に表情は和んだ。4連勝で首位を堅守。強打が注目されがちな今季の巨人。一方で、しぶとく試合を作る強固な先発陣も、好調なチームを支えている。

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