ヤクルト・村上プロ初猛打賞 19歳が天敵撃破!チーム今季初の2桁得点

 「広島1-10ヤクルト」(9日、マツダスタジアム)

 苦しんだ末のプロ初の猛打賞に、晴れやかな表情が浮かんだ。一発を含む3安打2打点。ヤクルト・村上は「一打席一打席、結果を残そうと思っている」と高めのテンションでいつものセリフを口にした。

 初回に2点を先制してなお2死一、二塁から右前適時打。10打席ぶりに快音を響かせると、ハイライトは三回1死だ。初球の内寄り高め148キロをジャストミート。4戦ぶりのアーチとなる特大の2号ソロを真っ赤に染まった右翼席の中段まで運んだ。昨季までチームは通算3勝11敗、マツダスタジアムでは15年5月を最後に勝てなかった天敵・ジョンソンを、この回で降板に追い込んだ。

 試合前までの打率は・103。悩む19歳を救ったのは、小川監督の気遣いだ。練習中に呼び寄せてアドバイスすると「気楽にいけよ」と重荷を取りのぞいた。指揮官は「痩せたかって聞いたら『痩せました』っていうからさ」と笑って詳細は伏せたが「打ててよかった。結果が一番の薬になる」と目を細めた。

 「1打席目でヒットが出たので少し楽な気持ちで打席に入れました。大振りすることなく、しっかりと自分のスイングができました」と特大弾を振り返った村上。チームも今季初の2桁得点。若武者のバットが、昨季2勝9敗だったマツダスタジアムの“鬼門”のイメージを打ち破った。

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