西武・外崎 起死回生2号3ラン 逆転の「アップルパンチ」
「日本ハム2-4西武」(7日、東京ドーム)
逆境を一振りではね返した。1点を追う9回1死一、三塁。西武・外崎の打球が東京ドームの左翼席に着弾した。起死回生の逆転2号3ラン。お祭り騒ぎのベンチに戻ると、ナインの手荒い祝福に笑顔があふれた。
「2ボールになって、思い切っていこうと。スライダーは空振りでもいいので真っすぐに狙いを絞った」
「ポスト浅村」として二塁で迎えた今季。「試合後に反省だったり、見直しをしたり」と外野より守備面の負担が増え、開幕直後は打棒が湿った。
それでも「だんだん逆方向にも強い打球が出てきた」と復調へ手応えを口にした外崎。実家が青森市でりんご農園を経営し、「アップルパンチ」と称される逆転の一撃が、チームに待望の貯金1をもたらした。