明石商、痛かった序盤の犠打失敗 狭間監督「もう少し早く点を取っていれば」

 決勝進出を逃し、悔しそうな表情を見せる明石商・中森(左)=甲子園(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・準決勝、東邦4-2明石商」(2日、甲子園球場)

 やられたらやり返す。3ランで先制された直後の八回。明石商(兵庫)は二死から3番・重宮が右中間二塁打で出塁すると続く4番・安藤碧右翼手(3年)が右越えに大会17号2ランを運び、意地をみせた。しかし、追いつくことはできず、決勝戦を前に甲子園を去ることになった。

 痛かったのは序盤の犠牲バント失敗。先制機を逃した。八回には相手の送りバントが小フライとなり、捕手が好判断で併殺を奪おうとしたが、一塁へ悪送球。さらにカバーした選手の二塁送球が打者走者に当たり、その間に1点が入った。

 123球の熱投も報われなかった中森俊介投手はホームランはもちろん、その前の2四死球を悔やんだ。

 「ホームランは高く浮いてしまった。四球も崩れるときのパターン。でも、これで終わりじゃない。低めの制球力を身につけて、夏また帰ってきたい」と口を真一文字に結んだ。狭間善徳監督(54)は「中森は良く投げた。もう少し早く点を取っていれば。バントの失敗も痛かった。これがいまの実力。夏、ひと回り大きくなって帰ってきたい」と巻き返しを誓った。2年生エースに史上初の先頭弾&サヨナラ弾をぶち込んだ来田涼斗中堅手も2年生。伸びしろは十分ある。

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