最後の最後に出た!巨人・丸が移籍“1号”「この流れに乗ってシーズンに」
「オープン戦、巨人6-4ロッテ」(24日、東京ドーム)
待望の一発が飛び出した。七回、巨人・坂本勇の犠飛で勝ち越した直後だった。丸がフルカウントからロッテ・東條が投じた外角高め137キロ直球を振り抜いた。打球は逆方向にグングンと伸び、左中間席に到達。その軌道を見届けたG党から大きな拍手と歓声が沸き起こった。
オープン戦最終戦、最終打席での移籍後初アーチ。「高めの真っすぐに対して、ある程度力負けせずに振り切ることができた。良いスイングだった」と納得の一振りだった。
昨季は39本塁打を量産したバットマンも、巨人に移籍してから実戦での本塁打はなし。「そのうち出るかなぐらい」と焦りはなかったが、「最後の最後に出てくれてたので、この流れに乗ってシーズンに入っていければ」と景気づけの一発に表情は明るくなった。
原監督から開幕3番スタメンを明言されている。「打順どうこうで、入り方を変えるつもりはない。今までやってきたことを信じて開幕戦に臨みたい」と古巣・広島との対戦に向けて気を引き締めた。