「オープン戦、巨人－ロッテ」（２３日、東京ドーム）

　巨人・上原浩治投手が今季初の１軍マウンドで、１回を２安打１失点。いきなり連打を浴びて失点したが、その後のピンチは冷静に切り抜けた。

　１０月に左膝を手術してキャンプは２軍スタートとなったが、段階を踏んで開幕直前に１軍合流。「ピッチャー上原」のコールに、スタンドからは大歓声が沸き起こった。

　先頭・中村には２－２から８球目を打たれ、右中間二塁打。さらに井上も０－２と追い込みながら、高めに浮いたフォークを中前に運ばれ、失点した。

　ただ、その後は角中を捕飛、レアードはフォークで空振り三振、バルガスは遊飛。最少失点で降板した。

　右腕は「まず投げるということが第一なのでね」と安どの表情を浮かべつつ、「取られたくなかったですけど、点を取られてしまったので残念ですね」と語った。レアードを三振に仕留めたフォークには手応えを感じたようで「あれぐらいの高さに投げられればという思いですね」とうなずいた。

　Ｇ党の大声援は相変わらずで、人気は絶大。「シーズン中にそういう声援をいただけるように。ブーイングじゃないように頑張りたいと思います」と力を込めた。