堀内恒夫氏 イチローへ「記者会見を聞いて今後がますます楽しみになったよ」
元巨人監督の堀内恒夫氏(71)が22日、自身のブログを更新。「イチローの覚悟」と題し、21日に現役引退を表明したマリナーズのイチロー外野手(45)の功績をたたえ、ねぎらった。
前夜、都内に戻る途中にイチローのことを耳にしたという堀内氏。「彼が深々とお辞儀をして会見場を去っていく姿までしっかり見させていただきましたよ」とテレビで引退会見を見届けた。「記者会見は一言で言って面白かったね。彼の野球哲学というか野球に対する感覚や姿勢を聞いていて非常に興味深かった」と振り返った。
イチローの決断には「実はね17日の巨人とのプレシーズンゲームその時の彼の顔つきでちょっと感じるものはあったんだ」と予感を覚えたという。「あの『何かを覚悟した顔』決して口にはしなかったけど今俺は、ゆっくりと時間をかけてイチローの引退セレモニーを見させてもらってるのかもしれない、そんな思いが湧いたんだ」と明かした。
そしてイチローの色あせない功績をたたえると、「彼の姿に自分の夢を重ね日本のバッターでもアメリカでプレーができる そう思わせ道を作ってくれたことに同じ野球人として心から感謝申し上げたい。ありがとう、イチロー」と最大級の賛辞を送った。
そして最後にはこう記した。「俺ね、記者会見を聞いて今後がますます楽しみになったよ。君に一休みはいらないだろう(笑)でも区切りとして最後にこれだけは言わせておくれ。日本で9年間そしてアメリカで19年目と長い間、本当にお疲れさまでした」。現役生活をねぎらうとともに、第二の人生に期待した。