松山聖陵、聖地初勝利へ “馬淵イズム”継承の中本監督が意気込み

 「選抜高校野球」(23日開幕、甲子園球場)

 第91回選抜高校野球大会(23日開幕・甲子園)の甲子園練習は19日、雨のため室内練習場で行われた。甲子園初勝利を目指す松山聖陵は、打撃を中心に調整。明徳義塾・馬淵史郎監督(63)のおいにあたる中本恭平監督(30)は「いよいよ始まるな、という感じです」と意気込んだ。

 前監督の不祥事により、2月に急きょコーチから監督に就任。18日夜には、恩師でもある馬淵監督から電話で助言を受けた。「どれだけ厳しい練習をしても、甲子園で勝たないと報われないぞ」。厳しい言葉を胸に公式戦初采配に挑む。

 自身は明徳義塾2年時の05年夏に高知大会で優勝を経験したが、甲子園開幕直前にチームに不祥事が発覚。出場辞退となり、1度も聖地では戦えなかった。大会第5日の初戦の相手は大分。“馬淵イズム”を継承する若き将は「1つでも上に行きたい」と貪欲に勝利を追いかける。

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