新潟高野連 球数制限の見送り「取り組み受け入れてもらえなかったことは残念」

 新潟県高野連は18日、新潟市内で会見を開き、今春の新潟大会で導入を目指していた球数制限の見送りを発表した。日本高野連から再考を求められたことを受け、15日に設けた役員の臨時会議で決定。富樫信浩会長(58)は「あくまでも見送り」と説明した上で、「取り組みを受け入れてもらえなかったことは残念」と明かした。

 同会長は日本高野連が発足を決めた「投手の障害予防に関する有識者会議」に参加することも明かした。「意見反映ができる機会を与えていただいた。ありがたい。前向きに捉えていこう」と意欲。球数制限を含め、大会日程やトーナメント戦のあり方についても積極的に議論していく考えを示した。

 新潟県高野連から回答を受けた日本高野連・竹中雅彦事務局長は「障害予防に関しては進んでいる県。これからの高校野球に提言を言っていただきたい」と期待した。会議は22日に13人程度のメンバーを選出し、4月下旬にも第1回を開催する予定となっている。

 新潟県高野連は昨年12月に、19年春の新潟大会で投球数が100球に達した投手はそれ以降の回では投球できないというルールを取り入れる意向を発表していた。故障予防や選手の出場機会増などが目的とし、採用されれば各都道府県高野連が管轄する公式戦で初めての取り組みだった。

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