オリックス・吉田正、場外2ラン メネセス口火打 破壊力抜群の“日墨4番”
2枚
「オープン戦、オリックス2-3広島」(14日、大阪シティ信用金庫スタジアム)
広島期待の新星もこのコンビにかかればあっという間に餌食だ。
初回2死から3番・メネセスが左前打で口火を切るとオリックスの4番・吉田正は2球目、内角直球を豪快に振り上げ右翼席のはるか彼方に飛ばす特大2ラン。キャンプからの実戦で無失点を続けてきた床田の出鼻をくじいた。
これでメネセスが打率・583、吉田正は打率・600。9、10日に行われた侍ジャパンの強化試合で日本の4番を務めたのが吉田正、メキシコの4番はメネセス。二人が並ぶのだから破壊力は抜群だ。
吉田正が「ジョーイは選球眼もいいし逆方向にも打てる。いい打者」と褒めれば、メネセスも「出塁すれば正尚がパワーでかえしてくれる。今の並びもいいね」と強調した。
西村監督は「3、4番は相手にとっても脅威になるでしょうね」と頼もしげ。13日の激励会で“冥土の土産に優勝を”と発言した宮内オーナーも観戦し「今のところは結構ですね」と目を細めた。
昨季は12球団1位のチーム防御率ながら得点力不足に泣き4位に沈んだ。今季は“日墨4番”が共存する新打線でパを震撼させる。