侍ジャパン新4番・吉田正、満塁弾を含む2安打5打点の大暴れ「思い切って振りました」

1回、先制の満塁本塁打を放った吉田正とタッチを交わす日本代表・稲葉監督(左)=京セラドーム(撮影・堀内翔)
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 「強化試合、日本代表6-0メキシコ代表」(10日、京セラドーム大阪)

 4番で起用された侍ジャパン・吉田正尚外野手(オリックス)が、満塁弾を放つなど大暴れした。

 一回、いきなり先制の満塁本塁打。低めの146キロ直球をすくい上げ、弾丸ライナーで右翼席へ運んだ。吉田正は「打ったのは低めの真っすぐ。しっかり自分のスイングができました。先制点のチャンスだったので、積極的に強く振ろうと思い打席に入りました」とコメントした。

 二回の第2打席は、2死二塁の好機で四球。五回の第3打席は先頭で強烈な中前打を放った。さらに、七回1死一、三塁では左犠飛を放ち、貴重な追加点を呼び込んだ。

 代表デビュー戦となった前夜は5番で出場し、先制打を含む2安打1打点。岡本(巨人)に代わって4番を託されたこの日も活躍し、勝利に貢献した。

 173センチと小柄ながら、パワーは球界トップクラス。昨季は143試合に出場し、26本塁打を放った。

 お立ち台ではファンの歓声を浴び、「しっかり自分のスイングをしようと思い切って振りました。まっすぐ一本、思い切りいきました」と笑顔。4番でも特に力むことはなく「任されたポジションで自分の仕事をしようと思った」と振り返り、「大学以来、日の丸の重みを感じた。またユニホームを着たい」と先を見据えた。

 チームは4番の一発で主導権を握ると、投手陣が7投手でつなぎ完封リレー。逆転負けを喫した前夜の雪辱を果たした。

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