侍Jがっくり 19年初陣は逆転負け…稲葉監督「私の打順の組み方が良くなかった」

 「強化試合、日本代表2-4メキシコ代表」(9日、京セラドーム大阪)

 稲葉篤紀監督(46)率いる侍ジャパンが9日、京セラドームでメキシコ代表との強化試合に臨み、2-4で初戦を落とした。吉田正尚外野手(25)、甲斐拓也捕手(26)の適時打で試合を優位に進めたが、救援陣の乱調で逆転負け。10日に第2戦が行われる。

 硬い表情で稲葉監督は会見場に姿を見せた。東京五輪を翌年に控えた2019年の初陣は痛恨の逆転負け。「打線がなかなかつながらなかったというのは、私の打順の組み方が良くなかったなという自分自身の反省点ですね」。試合の総括を求められた侍指揮官は、言葉に自戒を込めた。

 4番に岡本を据えることを一番に決め、つながりを重視して打線を組んだ。だが、意図とは逆に、好機を逃し続けた。二回以外は毎回走者を出したものの、得点は初回と四回の1点ずつのみ。序盤で手にした流れを手放し、終盤の逆転を許した。

 自戒の言葉の真意を、指揮官は次のように明かした。「9番に京田選手を入れて、左打者を並べてしまった。左投手を出しやすくしてしまったかな」。1~3番まで上林、西川、近藤と左打者を並べたため、京田から左打者が4人続くことに。七回の攻撃は、その京田からで、相手が投入した左投手に攻撃の芽を摘まれた。

 ミスも出た。2点を追う九回には1死一、二塁で上林の右飛でタッチアップを図った一走・京田が二塁で憤死。それでも試合後のミーティングで「失敗してもいいから、次の塁を狙ったり、初球から振ったり、どんどん思い切って積極的にやっていこう」と声をかけたという。「とにかく明日、一つ勝てるように全員でやります」と前を向いた。初選出が11人のフレッシュな陣容。課題を糧に2019年の1勝目を取りに行く。

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