日本ハム・宮台 東大出身52年ぶりの勝利投手へ 9日紅白戦で再アピール
「日本ハム春季キャンプ」(5日、スコッツデール)
日本ハム・宮台康平投手(23)が、今季チーム初実戦となる9日(日本時間10日)の紅白戦に登板することが5日(同6日)、分かった。
レギュラー奪取へ、仲間でも容赦はしない。歴史的1勝を目指すプロ2年目シーズンへ、東大出身左腕の船出だ。
この日は打撃投手として、浅間に「感覚が良くなりました」という直球、さらにスライダーとチェンジアップも1球ずつ投じた。全15球で前に飛んだのはわずか2本。いずれも凡打だ。
実戦登板の可否を占うこの日の“センター試験”、自己採点は「80点です」と胸を張り、「集中していいボールを投げる準備をしていきます」と紅白戦を見据えた。
投球を見守った栗山監督は「自分をコントロールする力はさすがだなと思う。彼はやらなきゃいけない使命がある」と激励した。先発ローテ入りを果たし、目指すは東大出身の52年ぶりの勝利投手。9日の“第2次試験”で再びアピール、プロの赤門(=1軍)の扉を開く。