ヤクルト・小川監督 村上に実戦漬けで“英才教育”将来4番候補の育成プラン

 ヤクルトの小川淳司監督(61)が30日、1軍定着を目指す高卒2年目の村上宗隆内野手(18)に実戦漬けで“英才教育”を施す考えを明らかにした。1軍の浦添キャンプに参加する首脳陣と選手が沖縄入り。将来の4番候補の育成プランについて「彼中心に起用していきたいのは、もちろんある」と練習試合からオープン戦にかけての青写真を口にした。

 昨季はプロ初打席本塁打の衝撃デビューを飾った村上。今月3日からは青木の米国自主トレに参加し、初の1軍キャンプに備えた。「結果を出して1軍で活躍できるようにしたい」と力を込め、実戦漬けプランも「はい。頑張ります」と臨むところだ。

 昨年は高卒3年目だった広岡が、キャンプの紅白戦を皮切りにオープン戦まで全22試合にフル出場。遊撃の開幕スタメンをつかんだ例もある。

 もちろん、無条件で優遇するわけではない。キャンプ2軍スタートの川端、大引は実績のある三塁のレギュラー候補。指揮官は「彼らにもかける思いはあるだろうし、チーム優先でやらないといけない」と結果で競争を勝ち抜くことを求めた。

 初実戦となる7日の紅白戦では、4番を任される方針。飛躍のシーズンとするべく、村上がロケットスタートを狙う。

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