日本ハム・金子「35歳のルーキーという気持ち」登録名は「金子弌大」に
オリックスから日本ハムに新加入する金子千尋投手(35)が10日、札幌市内のホテルで入団会見を行った。1年契約で、年俸は1億5000万円プラス出来高払い。背番号はオリックス時代と同じ「19」に決定し、一方で登録名は「金子弌大」(かねこちひろ)に変更すると発表。「35歳のルーキーという気持ちを持って、北海道のために頑張ります」と決意表明した。
プロ通算316試合に登板して120勝78敗、防御率2・96。過去には最多勝2度、最多奪三振、最優秀防御率のタイトルを獲得し、16勝を挙げた14年には最優秀選手(MVP)と沢村賞に輝いた。
今季は4勝7敗に終わり、年俸6億円から減額制限を大幅に超える5億円ダウンの年俸1億円を提示された。その後自由契約の道を歩み、日本ハムとの交渉の末に入団を決断。「一日一日死ぬ気で、一生懸命やっていきます」と力強く語った。
栗山監督は「必ず化学反応が起こります。若い選手にとってもプラスになる」と期待。「これから北海道の金子千尋になります」と笑顔で背中を押した。(金額は推定)