日本ハム・斎藤佑樹、夢は東京五輪と23年まで現役「無理かもしれませんが」
日本ハム・斎藤佑樹投手が1日、都内で行われた東京都高野連指導者研修会で、講演を行った。
テーマは「わたしと高校野球」。冒頭、斎藤は「ひとりで話す講演は初めて。お手柔らかにお願いします」と笑顔であいさつ。早実3年の夏、エースとして全国制覇を成し遂げるまでの経験談を中心に、予定の90分を超えて熱弁を振るった。
高校時代の練習方法や、技術論についても解説。締めくくりには指導者にメッセージを送った。「僕はずっと甲子園を夢見てきて、プロ野球選手になりたいと夢も見続けて、かなえることができました。高3の夏にかけてスイッチが入る、切り替わる瞬間がある。頑張ることの大切さを教えてくれた3年間だった」と振り返った。
そして、自身の現在の夢についても言及。「やっぱり僕自身、選手として20年のオリンピック、そして2023年にファイターズは新しい球場を建設していて、そこでプレーするというのも夢みています」と、うなずいた。続けて、「そんなこと無理かもしれませんが、ずっと教えてくれる熱心な指導者がいたら、生徒もがんばってくれる。そんな生徒がひとりでもプロに入ってきて、僕と一緒にプレーできたら」と呼びかけた。
研修会には斎藤を育てた早実・和泉実監督、日大三・小倉全由監督、帝京・前田三夫監督ら多くの高校野球指導者が出席した。