西武から楽天にＦＡ移籍する浅村栄斗内野手（２８）が３０日、恩返しの「打倒・西武」を誓った。神奈川県箱根町で行われた選手会納会ゴルフに参加。西武での最後の球団行事を楽しみ、チームメートに別れを告げた。

　今季は１０年ぶりのリーグ優勝を飾った西武に対し、移籍先の楽天は最下位。「西武は自分が抜けても若くていい選手が多い。強いチームを倒さないと優勝できないので、全力でやりたい」。リーグ覇者に愛のこもった挑戦状をたたきつけた。

　ラウンド終了後には、選手たちと最後のあいさつを交わした。「さみしさとか、いろんな感情はあるけど、自分が決めたこと。しっかりやりたい」。楽天でも主軸として期待される今季の打点王は、仙台が本拠地となる来季に思いをはせた。