ヤクルト・小川監督、主将制度1年で廃止 青木が“大将”

 来季はキャプテンを置かない方針を明かしたヤクルト・小川監督
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 ヤクルト・小川淳司監督(61)は29日、今季5年ぶりに復活させた主将制度を来季は採用しない方針を明かした。千葉県内でオーナー杯ゴルフに参加後「主将は置かないと思う。シーズンに入ったら、プレーに集中してもらう」と話した。

 主将は今季、選手会長の中村が務めた。96敗で最下位となった昨季から2位に躍進。1年での転換は、選手の変化を実感しているからだ。「みんなが自覚を持ってやってもらいたいのが一番」とさらなる成長を求めた。

 精神的支柱に、青木がいる頼もしさもある。指揮官は「青木は『大将』に」と冗談交じりに存在感を表現。引き続きチームリーダーに指名した。

 青木もけん引役を「もちろん(意欲は)あるよ」と快諾。一方で「率先してやるけど、いろんな選手がやることが、ヤクルトにとってもいい。自覚が出てくればうれしいけどね」と若手、中堅の台頭を期待した。チーム全体が大人の集団になった時、V奪回も現実味を帯びてくる。

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