セ、パ両リーグの今季のベストナインが２６日に発表された。

　オリックスの吉田正尚外野手（２５）はプロ３年目で初受賞となった。

　「パの外野手はし烈なので評価していただいてうれしく思います。柳田さん、秋山さんがいて３番目が誰かというところ。完全に自分という感じじゃなかったので選ばれてホッとしています」

　今季は６月から４番を務め、チーム唯一の全試合出場を果たし、打率・３２１、２６本塁打、８６打点の好成績を残した。６月２１日の阪神戦では走塁中に右足首を負傷。車いすで病院に向かうほどの重傷だったが、福良監督（当時）からの「登録抹消して一回休もうか」との提案に「全試合に出たいんです。１打席でいいから立たせてください」と全試合出場に強いこだわりを見せ成し遂げた。

　「みんなに認めてもらえる選手になりたい。積み重ねて連続でいければいいと思います。もっともっと上を目指していきたいです」

　来季以降もパの顔として活躍し続けることを誓っていた。