阪神・岩貞、侍でつかんだ原点回帰 来季虎で飛躍! そして五輪へ

 侍ジャパンの一員として日米野球に出場した阪神・岩貞祐太投手(27)が16日、帰阪した。代表での戦いで自身の投球の原点を取り戻した左腕は、来季のチーム浮上へ貢献する強い思いを語った。

 窮地が自らを“原点回帰”させた。前夜の第6戦は2番手で登板し、2回1/3を無失点に抑えた岩貞。「とにかく腕を振って投げた」と話した。

 「(今季は)自分の投球の原点を忘れていた。久しぶりにその感覚を思い出した」。急きょの代表招集で状態が上がらない中、責務を果たそうとする必死の思いが、腕を振る感覚を思い出させた。

 日米野球の2試合はともにプロ初となるイニング途中での登板。さらに侍投手陣のテーマだった内角攻めも、これまで以上に強い心を引き出し、「試合に入る気持ちの作り方は先発でも生かせる」と手応えを感じさせた。

 「代表には縁がないと思っていたが、今回選んでいただいた。自覚と責任を持っていきたい」。20年には横浜商大時代を過ごした横浜で五輪の野球競技が開かれる。だが「来季はそこに100%集中したい」とチームへ貢献することに力を注ぐ。そして-。「自然と選ばれる選手になれれば」。その先に大きな“夢”が広がっている。

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