侍ジャパン 有終の白星締め 5勝1敗でMLB選抜を圧倒 源田が決勝打
「日米野球、MLBオールスター1-4侍ジャパン」(15日、ナゴヤドーム)
侍ジャパンが有終の白星締め。トータル5勝1敗で、MLB選抜を圧倒した。
最終戦は投手陣の活躍が光った。先発の笠原(中日)は本拠地の大歓声を背に好投。直球とカーブ、武器のチェンジアップを駆使して4回2/3を無失点。2番手の岩貞(阪神)も粘り強く、七回まで0を並べた。八回は佐藤(中日)が1死満塁のピンチを1失点でしのぎ、九回へ。最後は山崎康(DeNA)が締めた。
先制は二回。先頭の山川(西武)が四球で出塁すると森(西武)、外崎(西武)の連打で無死満塁。絶好機で源田(西武)が右翼線へ走者一掃の三塁打を放った。西武勢のみで3点を奪うと、さらに菊池(広島)の中犠飛で加点した。
今大会活躍が目立った上林(ソフトバンク)は六回に右前打を放ち、6試合連続安打をマーク。柳田(ソフトバンク)も八回に左前打を放ち、存在感を示した。この試合で侍ジャパンの4番に初めて座った岡本(巨人)は内野安打1本、4打数1安打だった。
稲葉監督は大会を振り返り、「たくさんの声援の後押しで勝つことができました。今回は若い選手もたくさんJAPANに入っていただき、経験するなかで成長してほしいと思っていた。堂々と活躍してくれて、これを来年に生かしてほしい。この大会を通じて、侍ジャパンは前に進めたと思います」とうなずいた。
MLB選抜は先発のジョンソン(レッドソックス)が二回途中4失点でKO。打線もつながらず、意地を見せられなかった。